内祝いの名入れについて
内祝いは、結婚、出産、七五三といった子供の成長の喜びなど、自分の家のおめでたいことを祝って人に贈り物をすることです。もともとは幸せを分かちあい、ともに祝ってもらおうという意味があり、人から贈り物をもらわなくても自分たちから贈るものでしたが、現代ではいただいたお祝いのお返しという認識が定着してきています。内祝いの表書きにはルールがあり、出産祝いのときには紅白の蝶結びの水引をもちいます。おめでたいことが何度もあるように、簡単にほどけて結びなおせる蝶結びがふさわしいとされています。
長寿のお祝いや子供の成長に合わせたお祝いのときにもちいられるのも、紅白の蝶結びの水引です。結婚や快気祝いの場合は、紅白の結び切りの水引にします。結婚や病気は繰り返さないほうが望ましいので、ほどけない結び切りになっています。名入れは、毛筆で行いましょう。
水引の上にまず内祝いと書き、下に名前を入れます。出産祝いの場合は、赤ちゃんの名前を書きますが、名前だけでも、姓名を入れてもかまいません。名前だけの場合、「命名」と上に一言添える書き方もあります。出産祝いの名入れには赤ちゃんの名前を覚えてもらうという意味もあるので、読みが難しい場合は、ふり仮名をつけておきましょう。
結婚祝いの名入れは、名字を書き、その下に新郎新婦の名前を並べて書きます。職場などで旧姓を使いたい場合も、表書きは新姓にしたほうが無難です。中に手紙やメッセージカードを添えて、旧姓について断っておくとよいでしょう。
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